暮らし広がる! つくばから国内外へつながる多彩な交通アクセス

通勤・通学、そして帰省や出張に便利な立地・交通は、住まい選びにおいて大切な条件の一つです。そこで、つくばの交通事情を紹介したいと思います。都心直結のTXはもちろん、つくばを起点に広がるアクセスはとても便利です。また周辺のショッピングタウンをはじめJR駅やエアポートへスムーズに移動できる車やバス利用など、多彩な交通機関を使い分けられるのも魅力です。

【1】つくばのカーアクセス/圏央道を利用して東西の移動もスムーズ

□ビジネス&レジャーに便利な高速道路ネットワーク

計画的に街づくりが行われたつくば中心市街地は、幅員の広い車道が縦横に行き交い、見通しがよく、運転がしやすい街です。そして圏央道「つくば中央IC」からは、県内東西の移動はもちろん、各JCTから常磐道、東北道、関越道、そして首都高速にもつながり、都心へ、成田空港・羽田空港へ、避暑地・軽井沢方面へも行きやすく、カーアクセスは自在に広がります。また同ICから周辺のショッピングタウンへ高速道路ネットワークで1時間以内。ドライブがてら休日のショッピングも気軽に楽しめるでしょう。

▲【放射・環状線で軽快】圏央道は2017年に県内全区間が開通

◇あみプレミアム・アウトレット:約19.2km・車約18分
※つくば中央IC(入口)→つくばJCT経由→阿見東IC(出口)→あみプレミアム・アウトレット
◇イオンレイクタウン:約42.9km・車約40~55分
※つくば中央IC(入口)→つくばJCT・三郷JCT経由→三郷IC(出口)→イオンレイクタウン

※各施設までの距離と所要時間はGoogleマップでつくば中央ICを出発地として検索したものです。交通状況や時間帯により異なります。
※施設ごとの営業時間や店舗情報等は各施設へお問い合わせください。

【2】つくばのバスアクセス/路線バスの起点となる「つくばセンター」

□通学・通院、買物、レジャー、つくばの賢いバス利用術

電車では行きにくい場所や、何らかの事情でマイカーが使えない時は、豊富なバス便が便利です。バスターミナル「つくばセンター」は、ほとんどの市内路線バスが発着する要衝であり、さらに長距離バスや空港リムジンが発着するので、驚くほど多方面へのバスルートが整っています。同停留所を発着するバス便の一例と利用方法をご紹介しましょう。

▲アクセス図/つくばセンターを起点とした多彩なバスのルート(掲載の所要時間はNAVITIME 2023年5月調べ。所要時間は目安です。運行状況や時間帯により異なります。詳細は各便の運行会社HP等でご確認ください)

◇イオンSC線/「竹園高校前」経由「イオンモール土浦」行(JRバス関東・約15分/370円):ショッピングスポットへダイレクト
◇筑波大学循環/「筑波大学病院入口」(関東鉄道・約4分/170円)、「筑波大学中央」経由(関東鉄道・約12分/280円):通院や通学に便利な循環バス
◇筑波山シャトル/「筑波山神社入口」(関東鉄道・約36分/740円):登山&トレッキングのスタート
◇つくば号/「東京駅日本橋口」(高速バス・約1時間22分/1260円) :出張・旅行も気軽に
◇TMライナー/「水戸駅南口」(高速バス・約1時間20分/1100円) :出張・旅行も気軽に
◇高速バス/「京都駅八条口」(高速バス・約7時間23分/9300円) :出張・旅行も気軽に
◇高速バス/「大阪駅前〔地下鉄東梅田駅前〕」(高速バス・約8時間19分/10100円) :出張・旅行も気軽に
◇つくば線/「成田空港第1ターミナル」行(千葉交通・約1時間/2400円):出張・旅行も気軽に

※掲載の所要時間はNAVITIME 2023年5月調べのもので、所要時間は目安です。運行状況や時間帯により異なります。詳細は各運行会社HP等でご確認ください。
※掲載の運賃は各運行会社HPに掲載の現金を使用した場合の運賃で2023年5月時点のものです。ご利用の際は各運行会社HP等で詳細をご確認ください。
※京都・大阪への夜行高速バスは近鉄バスと関東鉄道の共同運行です。
※成田空港行き高速バスは成田空港交通・関東鉄道・千葉交通の共同運行です。

▲つくばセンター。2010年に再整備され、バリアフリー化や風防スクリーンの新設などにより利便性が向上
▲バリアフリーに対応した駐車スペースからの動線

[TOPIX~つくばならではの風景]

冬は特に“筑波おろし”の風が強いので、「つくばセンター」の待合所には風よけ暴風スクリーンが設置されています。また雨に濡れずに移動できるシェルターも設置。バリアフリー化や環境に配慮した整備に加えて、『つくばのバス停を少しでも快適に』‥そんな利用者への思いやりが感じられる設えです。

【3】つくばの電車アクセス/都心直結×始発駅「つくば」より軽快フットワーク

□最高時速130kmを誇る高速鉄道「TX」

「TX」の略称で親しまれているつくばエクスプレスは2005年に開業、「つくば」駅~「秋葉原」駅間約58.3kmを結ぶ高速鉄道です。快速・区間快速・通勤快速(平日通勤時下り)・普通が運行され、「つくば」~「秋葉原」を最速45分で運行します(日中時・快速利用。通勤時・区間快速利用57分)。沿線内は完全立体交差により踏切がないので、遅延防止にもつながり、全駅ホームドアが完備され、快適な足回りをサポートします。始発駅だから座れて、ストレスの少ない通勤が可能となります。テレワークが増えたとはいえ、やはり都心アクセスは大事なチェックポイント。ぜひ一度、TXに乗車して、その快適性をご確認ください。

▲交通アクセス図。所要時間は平日通勤時(カッコ内は平日日中時)のもの ※時間帯により異なります
▲TXのホームドア。全駅ホームドアが完備されている

【4】編集後記

つくばは都心から約60km圏の街ですが、高速のTXが運行されているからでしょうか、都心に近いイメージがあります。東京都による事業計画案「都心部・臨海地域地下鉄」では、TX東京延伸計画との一体的整備も検討されていそうです(2022年11月25日東京都都市整備局発表<都心部・臨海地域地下鉄構想 事業計画検討会>事業計画案より)。もし、実現すれば、つくばの交通アクセスはさらに便利になりそうですね。また、TXだけでなく、車やバス利用も便利であることを、今回、あらためて発見できました。複数の交通手段を使い分けることにより、暮らしの利便性はもちろん、万が一の際にもリスク回避につながると感じました。

ライター 藤井涼子

※本記事は2023年6月6日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。