駅近なのに心地よい大規模公園がいっぱい!つくば駅最寄りのおすすめ公園5選!

1960年代から開発が始まった筑波研究学園都市。1985(昭和60)年には国際科学技術博覧会(つくば万博)が開かれ、2005(平成17)年につくばエクスプレスが開通。東京都心へのアクセスが向上した『科学の街』は、ベッドタウンとしても注目を集めるようになりました。

▲車道も広々としたつくば駅前。つくばエキスポセンターのロケットがシンボルの街

国策で進んだ開発は都市設計がゆったりとしており、公園や道路が広々、車利用も快適。地盤が安定した平坦地は行き来に便利で、さらには自然が身近です。この景色と、学生や外国人研究者の多さがアカデミックな街の趣を担い、宇宙やロボットといった科学の夢のワードが行き来する。のびのびとした研究学園都市は、あらためてみると新時代の暮らし方を先取りしていたようです。

▲洞峰公園の多目的フィールドは地元ファミリーの憩いの場

緑豊かな公園が多く、気軽に自然に親しめるつくば。少し足を延ばせば、筑波山でのハイキングも。ペデストリアンデッキが整備された駅周辺(都心部)は、さまざまな商業施設や文化施設が集積しているので普段の生活やちょっとしたお出かけにも便利です。“行きたくなる場所”の選択肢に囲まれた魅力の筑波研究学園都市で、今回は『つくば駅約1㎞圏の公園』をピックアップしてみました!

【1】つくば中心都市部に広がる「中央公園」。思い思いにのんびり楽しむ風景は海外の趣

▲池の向こう側にはエキスポセンターのロケットが見える
▲芝生広場

TXつくば駅の目の前に広がる「中央公園」は約3.8haもの広さを誇り、水の広場や芝生公園など、緑に包まれ憩いの空間が広がっています。噴水前で読書をしたり、広場でのんびりしたり。都市部らしくどこかおしゃれで、インテリジェンスな公園には、体を動かす人、ピクニックや読書を楽しむ人、毎日の散歩コースにしている人などが集い、思い思いに楽しんでいます。

▲公園入口、科学者のモニュメントが並ぶ「未来への道」

噴水がダイナミックに噴き上がり、大人も子どもも満喫できる美景スポットですが、公園内には、つくば市民ギャラリー、さくら民家園などもあり、夏場は徒歩池(水遊び場)がオープン。子どもは皆大好き!な水遊びを楽しむこともできます(未就学児の利用は、保護者の同伴が必要)。

【中央公園】

所在地/茨城県つくば市吾妻2-7-5

【2】まわりはイベントホール!コーヒー片手に寄り道も心地よい「大清水公園」

▲公園の南側にある多目的施設、つくばカピオ
▲つくばカピオにはダンス・演劇に適したホールからアリーナ(体育館)も備わる
▲北側の音楽ホール、ノバホール

つくばカピオでスポーツ観戦、ノバホールでリサイタル鑑賞。東側の複合施設ヨークタウン つくば竹園ではスーパーのヨークベニマルでお買い物やJOYFITでフィットネス。「大清水公園」は多彩なスポットに囲まれており、イベントやショッピングの行き帰り、コーヒー片手にホッと一息、そんな時間がぴったりの公園です。

▲石のモニュメントは噴水跡のようですが、現在はきれいな芝生となっています

大きな芝生広場が特徴となっており、文化施設の集積する周辺環境との調和で、とても都会的な印象です。便利な場所にトイレはありますが、遊具や木陰が少ない印象ですので、日差しの強い日は、ちょっとした休憩程度の利用がオススメです。

【大清水公園】

所在地/茨城県つくば市竹園1-5-2

【3】つくば公園通りに接した地元住民の憩いの場、「竹園公園」

▲竹園公園の一辺はつくば公園通りにかかっています。ジョギングにもぴったり

つくば市の公園はどこものびのびと広い印象ですが、この「竹園公園」は広さだけでなく立木の多さが目をひきます。イチョウやモミジなど色づく木々も多いので四季が色濃く感じられ、隣接したつくば国際会議場やホテルの借景にもなっているようです。

▲立木が豊富なので季節ごとの様子を楽しめます

光る若葉、木陰の散歩、踏み締める落ち葉。起伏のある芝山や散策路は愛犬とも楽しく散歩できます。ゆったりとした散歩が楽しい公園で、隣に児童館があるので子ども連れもよく利用しています。

【竹園公園】

所在地/茨城県つくば市竹園2-19-1

【4】電車、バスなど車両好きのキッズから熱い視線を浴びる「さくら交通公園」

▲自転車の練習だけじゃない!みどころ満載のさくら交通公園
▲レンガ造りの建物はオランダのアムステルダム駅舎をモデルにしているのだそう
▲蒸気機関車の名作「D-51」は子どもに人気!

「さくら交通公園」の一番の見ものは、何と言っても蒸気機関車の名作「D-51」の実物。オランダのアムステルダム駅舎をアレンジしたレンガ造りの駅がクラシカルな雰囲気を漂わせます。公園内には高木が茂り、木陰はさわやか。ベンチや広場でランチを楽しむ家族もいます。

▲信号機もあるので交通ルールを学べます

足踏み式ゴーカートや自転車のレンタル(ゴーカート100円/1h、自転車50円/1h)があります。信号機や標識の設置してある模擬道路があり、遊びながら交通ルールを覚えられるので、そろそろ自転車デビューをさせたいと考えている家族にピッタリ。もちろん自分の自転車を持ち込むことも可能です。自転車などに乗れない小さな子どもも、滑り台やブランコ、砂場などがあるので楽しめます。

【さくら交通公園】

所在地/茨城県つくば市吾妻4-3-3

【5】高さ45メートルの展望塔からつくばを360度見晴らす!「松見公園」

▲松見公園のシンボル「展望塔」はエレベーターで一挙に頂上へ!(12歳以上100円/6歳以上12歳未満50円)
▲展望塔横にはレストハウスも備わる。池を眺めながらゆっくり休憩も

「松見公園」はつくば駅の北側、中央公園のさらに先にある大規模公園です。高さ45メートルにもおよぶ展望塔は、地元では「せんぬきタワー」と呼ばれているそう。展望塔からは、筑波研究学園都市から筑波山まで見晴らす、ダイナミックなパノラマビューが楽しめます。松見公園は、日本庭園の美しさを味わえる回遊式の公園になっており、池にいる鯉に餌付けもできます。広大な敷地に様々な木々や花々が楽しめる美しい公園ですが、中でも名物なのが「しだれ梅」。圧巻の景観に、思わずカメラのシャッターを切りたくなりますよ。

(展望塔・鯉の餌代は有料です)

【松見公園】

所在地/茨城県つくば市天久保1‐4

【6】番外編!トナリエつくばスクエアの西側に位置する「ろくまる公園」がリニューアル

▲リニューアル前のろくまる公園。歳月を重ねた高木は貴重です

つくば駅ペデストリアンデッキの先、吾妻一丁目国家公務員宿舎跡地(ろくまる街区)では、2023(令和5)年4月現在、分譲マンションの建設が進められています。この建設に合わせて、街区内の「ろくまる公園」がリニューアル!つくば市とつくばまちなかデザインとの官民協働プロジェクトとなっています。

敷地内に根ざしたおよそ46本の樹木を保護。 森林保全団体「more trees」をパートナーに森の再生に努めており、秋には落ち葉拾いが楽しめる、これまでの歳月を重ねた姿と、都会的な環境の融合は今から楽しみですね。豊かな環境を次の世代まで受け継ぎ、またひとつ、つくば都心部がドレスアップされます。

【ろくまる公園】

所在地/茨城県つくば市吾妻1-4-1

他にもつくば駅周辺には公園がたくさん!家の近くにお気に入りを見つけてみよう。

【7】編集後記

今回ご紹介した公園はごく一部のみですが、つくばには他にも大小さまざまな公園があります。休日やちょっとした気分転換の散策などに、色々な公園を訪れてみてはいかがでしょうか。

ライター 春田加奈

※本記事は2023年04月26日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。