つくば駅周辺の遊びを紹介!【③大人が遊ぶ】

つくば駅の周辺の「遊び」を紹介する記事の第3弾、今回は大人が楽しむ遊びに注目していきます。(第1弾、第2弾はこちらの記事「①子どもと一緒にファミリーで遊ぶ」「②夫婦やカップルで遊ぶ」をご参照ください)

子どもが楽しむ施設は、大人だけで行くとちょっと物足りない、と思うことがあるのではないでしょうか。

つくばには、大人だけで行っても楽しめるスポットがたくさんあります。家族や友人同士、また一人で行っても楽しい、そんな大人の「遊び」をご紹介します。

1 建築めぐり

意外に思われるかもしれませんが、実は、つくば市には有名建築家の建築がズラリ。

つくば市を代表する世界的建築である「つくばセンタービル(磯崎新1983)」をはじめとして、「松見公園の展望塔・レストハウス(菊竹清訓1976)」や、つくばらしさが出る「南3駐車場(伊東豊雄1994)」など、美しくも機能的な建築物が点在しています。

建築家の磯崎新氏が設計したつくばセンタービル。タイルの貼られた広場の床は、ミケランジェロの作品を引用したと言われているそうです。

それぞれの建物の歴史やテーマを調べて、実物を見てみるのも楽しめます。

伊東豊雄氏が設計したつくば南3駐車場。白いメインフレームと、大胆に外側に張り出したスロープが特徴的です。

ひとつひとつの建築に「つくば」というまちを絡めながら観察していくと、新しい発見があるかもしれませんね。

2 ショッピング

つくば駅周辺には、トナリエを中心にショッピングモールが連なっています。

大型ショッピングセンター「トナリエつくばスクエア」。つくば駅直結なので気軽に立ち寄れます。
“CREO” “Q’t” “MOG”の3つの建物があり、ショッピングはもちろん、飲食店やクリニックなどさまざまなサービスが揃っています。

筑波山が近いこともあり、mont-bellやogawa GRAND lodgeなど、特にアウトドア用品やショップが充実しています。見ているだけでもワクワクしますね。

“Q’t”の3階はアウトドア専門店街。ogawa GRAND lodgeやmont-bellもあり、見るだけでも楽しめそう!

また、駅周辺は、ショッピングセンターがペデストリアンデッキに面しているため、車を気にせずに色々なお店を回れます。大人だけで思いっきりショッピングに注力することができますよ。

ショッピングの合間にちょっと休憩したい時も、ペデストリアンデッキにベンチがあるので便利ですね。

お気に入りのアイテムを大人買いしたり、色々なお店をはしごしながらウィンドウショッピングをしたり。大人ならではの楽しみです。

3 公園やソトカフェで読書

駅周辺に多い公園や、ペデストリアンデッキにあるフリースペース「ソトカフェ」で、風を感じながら本を読むのもおすすめです。

ペデストリアンデッキのベンチに座ってのんびり読書するのも良いですね。

美味しいコーヒーのお店も多いので、テイクアウトしてもGOOD!つくば駅周辺のおすすめのコーヒーショップはこちらの記事でもご紹介していますのでご参照ください!

つくばセンター広場には無料で使用できる椅子とテーブルがあるので、テイクアウトしたコーヒーをゆったりと楽しめます。

緑が多く、木漏れ日があたる午後、コーヒーを片手に読書してみる、そんな過ごし方はいかがでしょうか。

今回は大人の遊びのスポットをご紹介しましたが、つくばには他にもさまざまなスポットがあります。是非いろいろ探検して、自分なりのおすすめのスポットを探してみてください。

次回の第4弾は、学生の遊びに注目していきますのでお楽しみに!

ライター 楢戸愛梨

※本記事は2023年12月6日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。

つくば駅周辺の遊びを紹介!【②夫婦やカップルで遊ぶ】

つくば駅の周辺は、老若男女問わず、さまざまな人が「遊び」を楽しめる空間です。

子どもと一緒にファミリーで遊ぶスポットはこちらの記事でご紹介しましたが、今回は、夫婦やカップルで遊べる過ごし方に注目してみました。

つくばは子育て世代だけでなく、若いカップルや夫婦も楽しく遊べるスポットがたくさん。
2人でゆったりとした時間が過ごせるおすすめのスポットを紹介します。

1 プラネタリウムでデート

つくば駅徒歩5分のつくばエキスポセンターは、科学技術や身近な科学などに親しんでもらうことを目的とした科学館です。

エキスポセンターは屋外展示場にそびえ立つH-IIロケットの実物大模型が目印です。(画像提供:つくばエキスポセンター)

この中でも特に人気があるのがプラネタリウム。

こども向け番組やつくばエキスポセンターが企画制作したオリジナル番組など上映プログラムも豊富です。(画像提供:つくばエキスポセンター)

世界最大級のプラネタリウムでは大迫力の映像と美しい星空の世界が楽しめます。

星空解説番組では、スタッフが生解説で今日見られる星や宇宙について楽しく解説。(画像提供:つくばエキスポセンター)

星空を見ながら宇宙の神秘に思いを馳せる、そんな過ごし方もロマンチックですね。

つくばエキスポセンター
茨城県つくば市吾妻2-9  
 プラネタリウム券(展示場+プラネタリウム):おとな(18歳以上)1,000円

2 ペデストリアンデッキで散歩

つくば駅周辺に連なるペデストリアンデッキでは、多くの人々がそれぞれの時間を楽しんでいます。散歩をしたりジョギングをしたり。

車が通らず道幅も広々。自分のペースで散歩やジョギングを楽しめます。

ペデストリアンデッキは自動車が通らない道路なので安全性が高く、安心して散歩を楽しむことができます。

街路樹を見ながら季節を感じたり、ベンチに座って休憩したり。

また、木々に囲まれた道路が多いため、自然の豊かさを感じながら紅葉を楽しむなど、四季折々の自然に触れながら散歩を楽しむことができます。

近くのカフェでテイクアウトしたコーヒーを飲みながら、二人でまったり過ごす、そんな過ごし方も楽しいですね。

ペデストリアンデッキについて詳しくはこちらの記事でも紹介していますので参考に見てみてください。

3 研究所の展示館でデート

つくばには多くの研究機関が立地しており、その中には科学の成果を展示する展示館が併設されているところもあります。

普段は触れ合うことが無いようなものがたくさん展示されているので、見ているだけでもわくわくしますよ。

ロケット広場に展示されているのは実際に打ち上げるために作られた本物のロケット。大きさに圧倒されます。(C)JAXA


例えばJAXAの展示館には、実物大の人工衛星や本物のロケットエンジンなどが展示されています。

展示館「スペースドーム」の入り口にある地球の模型「ドリームポート」。100万分の1の大きさです。(C)JAXA

普段とは違う世界と触れ合えて、宇宙ってこんなものなんだ、と面白く見ることができます。

展示されている「だいち2号」は陸域観測技術衛星2号。2014年に打ち上げられ、現在も運用中です。(C)JAXA


そのほかにも多くの展示館があるので、自分のお気に入りの展示館を探してみるのも楽しいですね。

JAXA筑波宇宙センター
茨城県つくば市千現2-1-1

つくばのサイエンス施設について詳しくはこちらの記事でも紹介していますので参考に見てみてください。

今回は夫婦やカップルで遊べる過ごし方をご紹介しましたが、もちろん、これ以外にもいろいろな楽しみ方があります。ぜひお気に入りの過ごし方を探してみてください。


次回は大人の遊びをテーマにご紹介していきますのでお楽しみに!

ライター 楢戸愛梨

※本記事は2023年11月2日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。

つくば駅周辺の遊びを紹介!【① 子どもと一緒にファミリーで遊ぶ】

 

つくばは自然や科学の街という印象ですが、駅周辺では平日も休日も多くの人々がすれ違い、その年齢層はさまざま。老若男女問わず過ごせる遊び場が集結しています。

そこで今回は、子どもと一緒にファミリーで遊べる過ごし方に注目してみましょう。 

休日の午後には家族で溢れるつくば駅周辺。つくば駅周辺に張り巡らされているペデストリアンデッキは車が通らないため、子どもが全力で遊んでも安心して見守ることができます。

そんなつくば駅周辺の中でも特に人気がある、つくばの魅力が詰まった遊び方3選をご紹介します。 

1 つくばセンター広場で楽しく遊ぶ 

▲噴水で遊ぶ子どもたちを見守りながら、椅子に座ってコーヒーを飲むのもいいですね。

つくば駅に隣接しているつくばセンター広場は、子どもが遊びを楽しむ中、家族も日常を楽しめる憩いの場となっています。

▲木陰のベンチでひと休み。リラックスして通行する人たちを眺めているのも贅沢な時間です。

子どもたちが広大な広場やそびえたつ噴水で活発に遊び、その様子を眺めながら美味しい料理やお酒を愉しんでいる家族の姿もよく見られます。

▲階段を上ったり下りたりするだけでも、小さな子どもにとっては遊びのひとつに。

また、休日にはさまざまなイベントが開催されており、大人も子どもも遊べるコンテンツが盛りだくさんです。 

▲センター広場で開催されたパン祭りの様子。美味しいパンを買って嬉しそうなファミリー。

週末の予定がまだ決まっていなければ、つくばセンター広場に行ってみるのはいかがでしょうか。

2 公園でくつろぐ 

▲中央公園の噴水。のんびり散歩したり、ベンチに座って池を眺めたり。ランチにもぴったり。

つくば駅周辺には、隣接する中央公園だけでなく多くの公園が存在します。

ほとんどの公園には芝生の広場があるので、子どもがのびのびと遊べます。

▲せんぬきのような形の展望塔が特徴の松見公園。広い芝生の広場で子どもたちが元気に遊んでいます。

近くのパン屋さんでパンを買って、公園でピクニックをしたり、ボール遊びをしたりと、つくばの休日は、たくさんの家族が公園で思い思いの時間を過ごしています。

▲つくば駅の目の前にある中央公園にも広い芝生の広場があります。

それぞれの公園ごとに違った景色を楽しめるので、その時々で場所を変えて、色々な公園に足を運んでみるのも良いですね。

家族で遊べるお気に入りの公園を探してみてはいかがでしょうか。 

つくば駅の周辺の公園はこちらの記事でも紹介中!ぜひご覧ください!

3 親子でものづくり体験 

つくば駅周辺では、科学をはじめとしたものづくりが体験できるイベントがたくさん開催されています。

例えばつくばの交流拠点である「co-en」では、木のおもちゃで遊んだり組み立てたりできる「親子木育講座」や、研究者を呼んで子どもたちに科学体験をしてもらうワークショップなど、多くのイベントが行われています。 

夏休みには、「夏休みの宿題を市内の研究者と一緒にやろう」がテーマの夏休み宿題フェスを開催。面白い科学体験が夏休みの思い出になって、宿題もできるなんでうれしい限りですね! 

また、科学に触れられるだけでなく、親子で一緒に取り組むことで交流が深まること間違いなしです。

▲7月29日に開催された夏休み宿題フェスの様子。それぞれの班ごとに課題に取り組みます。(写真提供:co-en)
▲ミドリムシ(ユーグレナ)を観察するためスライドガラスに水を垂らしています。(写真提供:co-en)
▲目に見えない野生の酵母を培養して肉眼で観察しています。(写真提供:co-en)
▲最後はみんなで記念撮影。すてきな夏休みの思い出です。(写真提供:co-en)

「co-en」とは https://co-en.space/ 

今回は子どもと一緒に家族で遊べる過ごし方をご紹介しましたが、つくば駅周辺はそれ以外でもさまざまな楽しみ方で過ごせる空間です。是非、自分らしいつくばライフを見つけてみてください。 

次回は夫婦やカップルで遊べるスポットなどをご紹介しますのでお楽しみに! 

ライター 楢戸愛梨

※本記事は2023年10月3日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。

やすらぎのひとときを彩る薫り高い珈琲~つくばでおすすめのコーヒーショップ&カフェ

独自の食文化を育んできたつくばには、こだわりのコーヒー専門店も数多くあります。その人気ぶりは、「つくばコーヒーフェスティバル」というイベントも開催されるほどです。

つくばで愛されるコーヒーショップ&カフェをご紹介しながら、その魅力を探りましょう。

淹れたてのコーヒーでくつろぐ至福のひとときを、ぜひつくばでご体験ください。

【1】コーヒーファクトリー(COFFEE FACTORY)つくば本店/スペシャルティコーヒーの専門店

公園散策の途中に自家焙煎コーヒーでホッとひと息

水と緑に包まれた洞峰公園のすぐ近くにあるコーヒーショップです。オープンは1985年、マスターはコーヒー品評会の国際審査員を務めた経験があり、スタッフにも数々の受賞歴をもつバリスタがそろいます。

▲窓外に洞峰公園の緑が映える店内
▲こだわりの豆を多数用意。手軽に淹れられるドリップパックも

そんなスペシャリストが淹れてくれるのは、こだわり抜いた上質の豆だけを使った「スペシャルティコーヒー」。これは日本で流通しているコーヒーのわずか5%ほどしかない本物志向のコーヒーだそうです。徹底した品質管理と卓越した焙煎技術が叶える最高の一杯は、数多くのリピーターに愛される証です。

▲本日のコーヒー(上)と、ラテアートが美しいカフェラテ(下)

時間をかけて丁寧に抽出する本日のコーヒー、ラテアートが映えるカプチーノをはじめ、豆の種類も豊富で、メニューはバラエティに富んでおり、フレンチトーストや美味しいスイーツもそろいます。

▲ジャムとクリームをつけて食べる英国風スコーンも人気

レンタルポットサービスやテイクアウトも可能なので、ぜひ隣接の公園散策へ出かけてみては。思い思いの素敵なカフェタイムを過ごしてみてください。

コーヒーファクトリー つくば本店】 
所在地/茨城県つくば市千現2-13-1
電話番号/029-851-2039
営業時間/9:00~18:00(L.O.17:30)
定休日/木曜日

【2】サザコーヒー つくば駅前店/茨城発×コロンビア産、しあわせな香りを運ぶ老舗店

自社農園で育てた豆を使用、ゆったり過ごせる駅前カフェで本格コーヒーを

「サザコーヒー」の創業は1969年、ひたちなか市に本店がある茨城発祥の本格的なコーヒーチェーンです。コロンビアに自社農園を持ち、「最高のコーヒーをつくりたい」という信念を貫いています。つくば地区の店舗では、筑波大学アリアンサ店でコーヒー豆を焙煎しており、筑波大学と共同開発したコーヒーも実現しました。

▲明るく広々とした店内
▲販売しているコーヒー豆の種類も豊富

つくば駅前店は、便利な立地と広い店内が支持されています。

▲将軍珈琲。カップにも高級感が感じられます

将軍慶喜公ゆかりのコーヒーとして有名な「将軍珈琲」は、フランス風の深煎りで濃厚な味わい。ミルクとの相性もよく、店内で「将軍カフェラテ」も頂けます。

▲コーヒーと一緒にケーキも。こちらは本日のケーキ。ショーケースから選べます

バリスタが淹れる本格コーヒーには、地域限定「筑波大学アリアンサエステートコーヒー」なども用意され、フードメニューも豊富です。

▲フードメニューも豊富。こちらはスペイン風オムレツのキッシュ

利用目的も広がり、ついつい足しげく通ってしまいたくなりますね。豊富なコーヒー豆をはじめ、焙煎したての香りと美味しさが味わえる「カップオン」などもオンライン販売で購入可能ですから、自宅でも気軽に“サザコーヒー”を楽しめます。

サザコーヒー つくば駅前店】 
所在地/茨城県つくば市吾妻1-8-10-17 BiVi 1F
電話番号/029-828-5151
営業時間/8:00~19:00
定休日/不定休

【3】トライブ/世界各地から厳選したスペシャルティコーヒー豆の専門店

良質のスペシャルティコーヒー豆を厳選、自宅でバリスタ気分を味わおう

テレワークなどの理由から、自宅でコーヒーを淹れる機会が増えた方も多いかと思います。通勤前の慌ただしさから解放され、豆から挽いてこだわりの一杯を。そんな方におすすめなのが、「つくば」駅から徒歩10分の場所にある「トライブ」です。

▲お店の前の椅子に座ってコーヒーを飲んでも◎

取り扱う豆の種類はブレンドも含めて常時、十数種類。信頼できるコーヒー専門の輸入会社から、厳選したコーヒー豆のみを買い付けているとのこと。買い付けるスペシャルティコーヒー豆はどれも良質なものばかりで、評価された豆であっても店主が感動しなければ扱わないという厳選ぶり。

▲コーヒー豆の焙煎の様子
▲オリジナリティのあるラベルデザインが可愛らしい

甘い香りとフルーティな酸味が特徴の「グアテマラ」や、人気の定番「トライブブレンド」などが用意されています。淹れたてのコーヒーを店内で味わえ、テイクアウトも可能。購入した豆にあった挽き方や淹れ方をスタッフが説明してくれるそうなので安心ですね。

▲ラテアートが綺麗なカプチーノ
▲手軽に淹れられるドリップパックも販売

なお、オンラインショップでもコーヒー豆を購入できるそう。ぜひご自宅で、上質なコーヒーアロマに包まれて、ちょっと贅沢なおうちカフェを楽しんでみてはいかがでしょうか。

トライブ】
所在地/茨城県つくば市東新井20-7-101
電話番号/029-875-6455
営業時間/10:00~19:00
定休日/月曜日(祝日の場合は営業)

【4】フレスタプラス@あらの珈琲/自家焙煎コーヒー豆とワインの専門店

薫り高いコーヒー豆と自家製リキッドアイスコーヒーは贈り物にも

お店は並木ショッピングセンター内にあり、店内で自家焙煎されたコーヒー豆と、普段飲みのワインを求めるリピーターが数多く、地元で愛される人気ショップです。

▲さまざまな種類のコーヒー豆が陳列されている店内。小さめのカフェスペースが併設
▲それぞれの豆の特徴がわかりやすく記載されている

コーヒー豆とワインの組み合わせはちょっとユニークですが、自宅で過ごす時間が増えた今日この頃ですから、こんなお店が身近にあったらとてもラッキーですね。

焙煎人である店主がこだわるのは、いつどこで誰が淹れても最高に美味しいコーヒー。イタリアワインも自らセレクトし、店主のこだわりが活かされています。産地や作り手の違いを楽しめる飲物という点では、コーヒーとワインには共通する魅力があるのかもしれません。

▲人気の自家製リキッドアイスコーヒーとカフェオレベース。ブルーのラベルが爽やか

店主のこだわりが詰まった、自家製のリキッドアイスコーヒーやカフェオレベースは、自宅用だけでなく贈り物としても人気とのこと。オンラインでも購入できます。

▲こだわりの生地で外はサクサク、中はもっちりのワッフル。テイクアウトもOK

また、併設のカフェではドリップコーヒーなどのドリンクと自家製ワッフルも頂けるそう(繁忙期はテイクアウトのみ)。コーヒーやワインの勉強会、試飲販売会なども開催されているので、興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。

フレスタプラス@あらの珈琲】 
所在地/茨城県つくば市並木4-4-2 並木ショッピングセンター 105
電話番号/029-879-5856
営業時間/10:00~19:00(L.O.18:30)
定休日/水曜日

【5】編集後記

つくばは美味しいベーカリーだけでなく、コーヒーショップも充実した街です。今回ご紹介した各店舗のクオリティの高さに、あらためて、つくばにおけるコーヒー文化の深さ、多様性を感じました。つくばには何事にも“究める”土壌があるのかもしれません。

また、コーヒーフェスティバルが今年も11月に開催されるとのこと。楽しみですね。

チェーン店の味に慣れてしまった昨今ですが、あらためて、名店の淹れたてコーヒーをゆっくり味わいたい気分になりました。みなさんもぜひ、お気に入りのコーヒーショップを探してみてください。

ライター 藤井涼子

※本記事は2023年08月3日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。

【取材レポート】パンの街つくばで、「つくばパンまつり」を開催

研究学園都市つくばには、“ホンモノ”を知る国内外の食通たちがいっぱい暮らしています。そんな人々を満足させるために、しのぎを削ってきたつくばのパン屋さん。いつしか、つくばは「パンの街」と呼ばれるほど、美味しいパンが溢れる街になりました。そんな街にぴったりのイベント『つくばパンまつり』をご紹介しましょう。2019年に第1回を開催し、今回は第3回として2023年~の2日間にわたり、つくばセンター広場で開催されました。

【1】イベントレポート(1)/県内外の人気ベーカリーが出店

お子さん連れのファミリーなどたくさんの人で賑わいました

イベント初日、好天に恵まれ、会場には出店ブースとなるオレンジやパープルのカラフルなテントが並び、とても華やか。お子さん連れのご家族が多く、「わたしはメロンパン!」そんな可愛らしい声もそこここに。幅広い年齢層の人々で賑わいました。

イベントには、つくば市周辺や県内外を含め、2日間で19ものパン店が参加。各店自慢のパンが一斉にそろうとあって、食べ比べも楽しめる、またとないチャンスとなりました。各ブースには長蛇の列もできるほどの盛況ぶり。コーヒー店も出店していたので、ドリンク&パンを買って、飲食スペースで、そのままランチタイムを楽しむご家族もたくさんいらっしゃいました。

[TOPIX]お目当ての商品が売り切れてしまったらどうしよう‥そんな心配は不要です。イベント当日確実にパンを受け取れる「パンの事前購入企画」が導入されており、イベントHPから申し込むことができます。次回も導入されたら、ぜひ利用してみてください。

人気パン店がそれぞれ選りすぐりの商品をそろえました。どれも美味しそうで、選ぶのに一苦労。飲食スペースでは選んだパンで早速ランチタイムです。

■イベントDATA:『つくばパンまつり』
日時:2023年5月27日(土)・28日(日) 11:00~16:00 会場:つくばセンター広場
主催:つくばパンまつり実行委員会 共催:つくばまちなかデザイン株式会社
協力:つくば市、つくばセンター地区活性化協議会

【2】イベントレポート(2)/キッチンカーやワークショップも参加

パンだけでないパンまつり、お子さんが体験学習できるスペースも

イベント案内所では、「つくばパンまつり まっぷ」が配布されていたので、次回参加を予定されている方は、ぜひゲットしましょう。参加店舗名と場所が一目で分かるので、とても便利です。

イベントには、パン店以外にも、コーヒー店、フード店が参加し、キッチンカーも登場。いずれも美味しそうで、目移りしてしまうほどです。さらに、飲食以外に、研究機関と連携したワークショップ・キッズコーナーも開設されていました。ラジコン特設コーナーもあり、お子さんたちが、楽しくアカデミックな体験ができる場所となっており、まさに、産学官連携推進事業が活発な、つくばならではのイベントと感じました。

[TOPIX]つくば市のシンボルキャラクターの一つ「ツクツク」は、市の鳥「フクロウ」をモチーフとしていますが、つくばパンまつりのキャラクターも同じく「フクロウ」です。「つくばパンまつり まっぷ」にも描かれており、パンの上に乗っていて‥可愛いですね。知恵や学問を象徴する「フクロウ」は、研究学園都市のつくばらしいモチーフといえますね。

各ブースには美味しそうなパンがずらりと並びました。

【3】つくばセンター広場/人々の交流が生まれる賑わいの場

暮らし中に息づく広場は楽しく、心地よく

「つくばパンまつり」は、駅前のつくばセンター広場が会場となりました。ペデストリアンデッキの記事でもご紹介しましたが、この広場は街の中心に位置しており、すべてのペデがつながっているそうです。人々が集まりやすく、イベント会場にぴったりですね。帰宅途中だったのでしょうか、会場から少し離れたペデのベンチで、パンをほおばるご家族の姿も。イベントの賑わいが、センター広場からペデ沿いに街全体へ広がっているような感覚でした。同広場では、年間を通して週末を中心に様々なイベントが催されているそうです。

[TOPIX]つくばセンター広場は、1983年に筑波研究学園都市のシンボルとして整備されました。ちょうど今年で40年、いまでは木漏れ日の中で噴水を見ながらゆっくりくつろげる広場として愛されています。設計は建築家の磯崎新氏、イタリア・ローマのカンピドリオ広場をモチーフにデザインされたといいます。

人々が行き交う広場だから、ふらりと立ち寄る方も。パンエリアにはパンを買う人の行列ができていました。

【4】編集後記

人気ベーカリーが一堂に会した「つくばパンまつり」は、パン好きの方のみならず、多くの人々が楽しめるイベントでした。その盛況ぶりに、“パン文化”を育んだ、つくばの歴史、街、人に思いを馳せました。購入したパンを自宅で味わいながら、イベントに参加したパン屋さんもお客さんも、本当に幸せそうだったと、思い起こしました。みなさんも、ぜひ“パンの街つくば”で、素敵なパン店を探してみてください。

ライター 藤井涼子

※本記事は2023年06月20日時点の情報です。掲載情報が現在と異なる場合がありますので、必ずご確認ください。